インターネットが普及し、何でも検索して調べることが定着している昨今、コーポレートサイトはビジネスを行っていく上で、必須といっても過言ではない存在になっています。

コーポレートサイトが担う役割は幅広く、訪問者に自社の理念、特徴、サービス、所在地等を伝え、ブログ発信やコンタクトを取るなどの様々な機能を持たせることもでき、それがあるだけでも広告宣伝効果が期待できるでしょう。

ただ、WEBサイト作成を専門業者に依頼すると結構なコストがかかりますし、場合によってはその後のメンテナンスで継続的に費用が発生することも。

専門家ではないので詳しいことには触れられませんが、起業家の手助けになれればと思い、ワードプレスを使った初心者でもできる自作WEBサイトの作り方を記事にしていきます。

1. ワードプレスとは

ワードプレスとは、簡単に言うと無料で使えるブログを運営するためのソフトウェアです。

また、ワードプレスにはWEBサイトのデザインが予め作りこまれた”ワードプレステーマ“というものが無料又は有料で多数公開されており、これを使うことによって単なるブログサイトではなく、コーポレートサイトとして利用できるような外観にすることができます。

1-1. ワードプレスでWEBサイトを自作するメリット

1-2. ワードプレスでWEBサイトを自作するデメリット

2. WEBサイト完成までの手順

SEO対策やSNSとの連携など、価値あるWEBサイト完成までに必要なプロセスは多岐にわたりますが、それぞれネットで検索すると詳しく解説している記事が多数あるため、ここではWEBサイト開設の大まかな手順だけを順を追って記載します。

2-1. WEBサイトに掲載する内容と構成を考える

まずは、WEBサイトをどんな人に見てもらい、どんな情報を伝えたいかを念頭に、WEBサイトの内容と構成を考えましょう。
簡単な構成の例としては、下の図のようになります。

考えた構成に、どんな文章や画像を当てはめていくかを事前に考えておくと、WEBサイト公開までスムーズに進めることができます。

2-2. ドメイン取得

ドメインとは「〇〇.com」や「〇〇.jp」等のことで、WEBサイト運営やメール運営に使用します。

ドメイン取得サービスを利用して取得することになりますが、後述するレンタルサーバーの契約とセットで取得することもできますし、ドメイン取得専門でサービス提供しているものもあります。
有名どころですと、お名前.com、ムームードメイン、エックスドメインなどがあります。

ドメイン取得とレンタルサーバー契約を別々のサービスで行うと、ドメインの複雑な設定を自分でやらなくてはいけなかったり、それぞれ別のサービス提供会社で管理する煩雑さもあるため、セットで行ってしまうのがおすすめです。

取得する前に、検索しやすいように企業名・屋号やサービス名などから連想しやすく、長すぎないドメイン名を考えておきましょう。

2-3. レンタルサーバーの契約

レンタルサーバーはWEBサイトを運営する上で土台となる部分です。
ワードプレス対応を謳っているレンタルサーバーでは、ワードプレスを簡単にインストールできる機能を備えていたりするので、その中から選びましょう。

有名どころですと、エックスサーバー、wpX、MixHost、ロリポップ、さくらのレンタルサーバー、ヘルテムなどがあります。

以下のような項目を基準としてサーバーを選定しましょう。

“ワードプレス対応レンタルサーバー　比較”等で検索すると詳しい記事が多数ありますので参考にしてみてください。

2-4. ワードプレスをインストールする

ドメインとサーバーを各サービス提供会社のマニュアルに従って設定した後、ワードプレスをサーバーにインストールします。

こちらもサーバー提供会社にマニュアルが用意されていると思うので、これに従ってインストールすればワードプレスの管理画面にログインすることができます。

管理画面にログインできたら、サイドバーの[設定]から各種項目をしましょう。
この時に、設定の[表示設定]で”検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする”にチェックを入れておくと、Google検索などにかからなくなりますので、内容が整うまではチェックを入れておきます。

2-5. テーマを適用する

ワードプレスは、テーマを適用することによってWEBサイトの外観を簡単に変更することができます。

テーマには有料のものと無料のものがあり、有料のものでは1万円～5万円程度で、無料のものに比べるとデザイン性や機能性が高く、サポートも付いていることが多いです。
有料のテーマを購入するにしても、無料のテーマを何個か試し、テーマによって機能やデザインが異なってくる部分を理解してからでもいいのではないでしょうか。

テーマの適用方法は、ほとんどの場合テーマにマニュアルが付属していますので、参照しながら適用します。

2-6. WEBサイトを公開する

テーマを適用したら、後は2-1で考えたWEBサイトの内容と構成をワードプレスに反映するだけです。

トップページについては、管理画面サイドバーの[外観]→[カスタマイズ]から編集できますし、固定ページや投稿記事はそれぞれ管理画面サイドバーに該当項目があるのでそこから追加・編集していきます。

これらの作業が完成したらいよいよWEBサイトの公開です。
表示設定でチェックしていた”検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする”のチェックを外し、固定ページ投稿ページで編集したページのステータスを「公開」にすれば、インターネット上で誰でも貴方のWEBサイトを閲覧できるようになります。

まとめ

この記事では、ワードプレスを使った自作WEBサイトの作り方の大枠を解説しました。

WEBサイトを価値あるものにしていくためには、この他にもプラグインのインストール、CSS編集、SEO対策、SNS連携設定など、必要な作業が多くあります。

ですが、ひとまず名刺代わり程度のWEBサイトは専門知識が無くても不可能ではありません。
専門的な部分も、ネットで検索すれば解決方法の記事がすぐ見つかると思うので、慣れてきたら難易度の高い部分にも挑戦してみればいいと思います。

自作であれば費用もそこまでかかりませんので、ビジネスをやられている方は是非検討してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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